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第1回「春の塗絵大賞」に多数のご応募ありがとうございます。画材でおなじみのステッドラー日本(株)企画部、塗絵倶楽部の線画制作者、イラストレーターらによる厳正な審査の結果、以下のとおり塗絵大賞および部門賞が決定しました。「大人の塗り絵とはこういうことか」と納得させてくれる力作ばかりです。審査委員長の塗り絵アドバイザー、山越達夫氏の選評とともにご鑑賞下さい。

ステッドラー日本(株)のコメント
「完成させた時の充実感が伝わってくる作品が、数多く寄せられました。いずれ劣らぬ作品ばかりですが、その中でも自分の世界を表現された方が入選しています。次回の開催が楽しみです」
 
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東京都 井上 美枝子さん
作品名
「ロサ・ムスコーサ・ムルティプレックス」
(ピエール・J・ルドゥーテ)
選評
一見して、以前から絵を描かれてきた方とわかる“ワザ”をお持ちです。その熟練さをもってしても、1枚仕上げるのに何時間、いや何日かけたか想像すると恐ろしいほどです。まず、ここまで絵に集中できる力はすばらしいですし、目標を高くして、そこに近づこうとした志が、この完成度に表れているのだと思います。技術的には白の使い方がうまく、色としても陰影としても、効果的に使いこなしていますね。大賞受賞、おめでとうございます!! |
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愛知県 伴在 愛子さん
作品名
「スイートピー」(ピエール・J・ルドゥーテ)
選評
この方は4部門すべてに応募されています。全体的におとなしい印象ですが、どの作品でも彼女独自の塗り方に一貫したトーンがあります。オリジナルを再現するのでなく、「私はこう塗る人です」という主張を感じさせますね。とても繊細な絵です。 |
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新潟県 遠藤 英治さん
作品名
「東海道五十三次 箱根」(歌川広重)
選評
浮世絵の持つ色のあざやかさが目を引く作品です。グラデーションがうまく仕上がりましたね。細かいところまで微妙に色を混ぜてあるので、色調に深みが出ています。オリジナルの版画にある、おそらく木目であろう筋なども再現されている!! 鉛筆の筆運びをよく考えているのが、成功の秘訣でしょう。 |
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奈良県 花好きおばさん
作品名
「東海道五十三次 日本橋」(歌川広重)
選評
「浮世絵なのに点描だっ!!」と、点描の王道スーラーもびっくりの作品です。パッと見ではわかりませんが、実は、筆先を使った点描表現が使われています。色的にはあまり冒険していないのですが、この表現を思いついた方は案外少ないのではないでしょうか? 色の冒険が少ないとは言え、なぜかオリジナルの青い空が黄色に……。塗っている時の心情が反映されたのでしょうか? |
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京都府 尾崎 恵さん
作品名
「アイリス」(フィンセント・ファン・ゴッホ)
選評
オリジナルがゴッホの油絵だということもあるのでしょうが、色鉛筆だけでここまで“油絵感”を表現できるのはすばらしいですね。近くで見れば、鉛筆の線だとわかりますが、全体像を見ると、見事に油絵のタッチに変わっています。まず、女性がここまで力強く描けたことに驚かされました。 |
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大阪府 竹本 美代子さん
作品名
「黄道十二宮」(アルフォンス・ミュシャ)
選評
飛び抜けた派手さはありませんが、青い星などオリジナルにない色を持ち込み、それでいてハチャメチャにならず、きれいにまとめ上げているところがすばらしいです。好き勝手に色を選ぶと、全体のバランスを壊してしまうことが多いのですが、この方はそこを感じよく仕上げています。 |
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愛知県 引地 芳子さん
作品名
「向日葵雄鶏図」(伊藤若冲)
選評
まず、パッと見た時、オリジナルにも見られるメリハリの良さが目にとまります。一見しただけではわかりませんが、この1枚の中で色鉛筆、カラーペン、水彩、クレヨンを使い分けているのが、最終的な仕上がりに生きています。特に、鶏の尾羽根の「黒」に、おそらく黒のカラーペンを使って黒をより強く引き出したところが、メリハリにつながったのでしょう。 |
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長野県 河西 みず江さん
作品名
「長崎十二景 丘の青楼」(竹久夢二)
選評
なんと言ったらよいのでしょう。とにかく“すてき"な作品です。オリジナルと比べればわかりますが、“あの”作品を「これ」に仕上げるセンスの良さは抜群です(原画に「今夜はワインに酔いました」というコピーはないですし)。すべての応募作の中で、僕が個人的に一番好きだったのが、実はこの作品。「次のコンテストでもまた見たい」と思わせる魅力が、この絵にはあります。 |
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今回惜しくも選外となった作品にもそれぞれ魅力があります。151枚の塗り絵の競演をじっくりお楽しみ下さい。

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