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第3回塗絵コンテスト「春の塗絵大賞2006」に多数のご応募ありがとうございます。13歳〜96歳という幅広い世代から計257点の作品が寄せられ、過去2回のコンテストを上回る規模の作品展が実現しました。画材でおなじみのステッドラー日本(株)、塗絵倶楽部の線画制作者、イラストレーターらによる厳正な審査の結果、以下の部門賞および大賞が決定いたしました。審査委員長の山越達夫氏の選評とともにご鑑賞ください。
ステッドラー日本(株)の総評
「ひとつの線画から数多の作品が生まれるのを拝見するたび、『絵に正解はない』と感銘を受けてきました。コンテストはそんなうれしい驚きをみなさんと共有できる、またとない機会です。描きたいように描く楽しさ、作品を鑑賞しあう楽しさをより多くの方に体験していただければ幸いです。
去る5月16日〜22日には、銀座伊東屋ギャラリーにて初の展覧会も開催しました。展覧会の様子はこちらのページをご覧ください。

 東京都 桜 美咲さん
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作品名「スパニッシュ・アイリス」
(ピエール・J・ルドゥーテ)
選評
塗り絵の域から一歩踏みだし、独立した絵として成立している作品です。おそらく天性の色彩センスをお持ちなのでしょう。各パーツの配色がうまいからか、目を強く引きつけ、深い色の中へ引き込む力があります。ベルベットのような質感はていねいな筆使いのたまものでしょう。原画と違う蝶の模様などに、パターンを生かす日本画的な装飾性も感じられます。 |
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愛知県 小川 千鶴子さん
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作品名
「スイートピー」(ピエール・J・ルドゥーテ)
選評
よく見ると、小さな部分にかなりの色数を使っています。色鉛筆を重ねる順序をよく考えて塗っていますね。わざと塗り残した部分が花びらの光沢をきれいに際だたせています。ボールペンのような細いペンで加えた線も効果的で、原画の雰囲気をうまく再現しています。 |
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大阪府 中西 芳光さん
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作品名
「東海道五十三次・関」(歌川広重)
選評
原画より鮮やかな色調ながら、原画の持ち味が損なわれていないところが好ましい塗り絵。大地の緑色などグラデーションの濃淡がはっきりしているので、ぱっと目を引きつけます。色鉛筆の限界まで塗りながらも、力まかせではなく線の方向性が統一されているので、仕上がりがきれいです。 |
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埼玉県 横瀬 久美子さん
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作品名
「文読み」(喜多川歌麿)
選評
時代も国も飛び越え、見る者をいきなり別世界へ連れていく、その“柔らかな強引さ”がすばらしい。自由な発想を地道な作業で実現した傑作です。西洋画部門賞を獲得した「読書する少女」の“そっくりぶり”とのギャップにも驚きです。塗り絵を心底楽しんでいますね。 |
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埼玉県 横瀬 久美子さん
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作品名
「読書する少女」(フラゴナール)
選評
紙がてかてか光るまでに色鉛筆を塗り重ねた力作です。線画に頼らず見本を細部まで観察しながら根気よく再現したのでしょう。原画に対するリスペクトが伝わってきます。ドレスの影をオレンジで描くなど、随所に共通の色を使っているため、全体に濁りのない色調に仕上がりました。 |
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兵庫県 佐伯 祥治さん
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作品名
「ひまわり」(ゴッホ)
選評
ひまわりの細かい点描と、花瓶のラフな塗り方のバランスがうまい! 油彩で描かれた原画のタッチに引っぱられず、なおかつゴッホらしさを伝える絶妙な作品です。もしゴッホに今時の画材を与えたら、こんな風に描いたかもしれないと、楽しい想像をさせられました。緑の代わりに使った青も効果的です。 |
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該当者なし
※ 該当者なし 詳しくはこちら
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東京都 森田 奈央さん
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作品名
「黒船屋」(竹久夢二)
選評
スピード感があるのに乱雑ではなく、色といいタッチといい全体の雰囲気に統一感があります。細かい線に迷いがないので、相当手慣れた方でしょう。原画ではベタ塗りの髪の毛を線で表したり、黒猫を幻想的な白猫に変えたりと、見本と見比べるたび発見のある作品です。 |
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※今回は残念ながら「日本画部門そっくりで賞」の該当作品はありませんでした。
そのため部門賞に準ずる賞として「審査委員長特別賞」を設け、以下の作品に授与しました。
埼玉県 CHUさん
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作品名
「ハヤブサ」(グールド)
選評
薄いフィルムを貼り重ねたような独特の透明感が魅力です。色鉛筆による下塗りの色を透かして見せつつ、アクリルガッシュ特有の蛍光感を生かしたのは、半ば反則ワザと言いたいほどです。が、画材の発色に頼るのではなく、羽毛などの細部を根気よく描いた点を高く評価しました。 |
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今回惜しくも選外となった作品にも、それぞれ捨てがたい魅力があります。257点の塗り絵の競演をじっくりお楽しみください。

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